2016 宮崎
『私のバスはどこですか?-百匹目の猿に聞く編-』

2016 MIYAZAKI
”Where Is My Bus -Ask the Hundredth Monkey-?


宮崎の南の串間には「幸せの島」と書いて、幸島(こうじま)という野生の猿が住む島がある。
周囲 3.5Kmの小さな無人島で、ここに100匹ほどのニホンザルが生息している。「百匹目の猿現象」で有名になった島である。 百匹目の猿現象とは、生物学の現象で生物学者のライアル・ワトソン(1939年-2008年、南アフリカ生まれのイギリス人植物学者・動物学者・生物学者)が創作した架空の物語である。「幸島に棲息するニホンザルの一頭がイモを洗って食べる事を覚えた。同行動を取る猿の数が閾値を超えたとき、その行動が群れ全体に広がるばかりか、さらに場所を隔てた大分県高崎山の猿の群れでも突然この行動が見られるようになった」という筋書きである。ワトソンは仮にこの閾値を100匹とした。これが「百匹目の猿現象」で「ある行動、考えなどが、ある一定数を超えると、これが接触のない同類の仲間にも伝播する」という超常現象の実例である。この超常現象の猿こそが私のバスを知っているかと思い、百匹目の猿を探しバスの居場所を尋ねた。もちろんどの猿が百匹目の猿かわからない。それではバスガイドは「あなたは百匹目の猿ですか?私のバスはどこですか?」と尋ね歩いた。

In Kushima, south of Miyazaki, there is an island where wild monkeys live, called Koujima, which is written "Happy Island".